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Channel: パンチラ空間に引きずり込め~特撮子役の白いものハケーン~
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世にも奇妙な物語#28「生き蟹」(1990年)

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空間のあるじ
ケンちゃんの友達(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(太田雅晴監督/関澄一輝脚本)
タモさんはランチを堪能中。
人は生きるために食べるものだが、食材もまた生きていた。
食事とは、食材の生命力をいただくことだ。
食べ物を粗末にすると、食べ物に復讐されるに違いない…。

夏の暑い真っ盛りだというのに、毛蟹売りのトラックがやってきた。
まだまだ生きててもこもこの毛蟹を前に、主婦が群がる。
買う気満々の隣の奥様に対して、岡田奈々は少々引き気味。
ご主人の好物だし、隣の奥様は蟹選びに余念がない。
レストランで出される蟹料理ならともかく、生きてる蟹を捌く勇気はゆかりにはない。
生きがいいから美味しいのは至極当然、隣の奥様は躊躇しない。
毛蟹売りの口上に意気投合の隣の奥様。
とはいえ、真正面から生き蟹と目を合わせたら、ゆかりはぞっとする。
もくもく食肢をうごめかす蟹と睨めっこだが、口車に乗せられた。
隣の奥様は生きがいいのを薦めるのだが、ゆかりは目を合わせた蟹にする。
帰り道…
隣の奥様は得意げにとどめの刺し方をレクチャーする。
ネットで包んだり麻糸で縛ったりして鍋の中…。
そして豪快に脚を折っていただきます…。
袋の中で蟹さんが震えているに違いない。
ゆかりも残酷そうで身震いする中、隣の奥様は帰宅を果たす。
で、我が家の前では…。
ケンちゃんはお友達のワンちゃんをかわいがっている。
当然ながら、ケンちゃんもワンちゃんが欲しくなった。
ゆかりは主婦のお財布事情の面から断念を薦める。
納得できないケンちゃんは食い下がる。
ネコは…近所迷惑、ネズミは…言わずもがな。

そんなこんなでキッチンへ。
ケンちゃんは生き蟹の存在を知って興味津々。
甲羅をむにむに押してみて確認完了。
熱湯風呂を口走ると、ケンちゃんはすんなり可哀そうと考える。
尻込みするゆかりはパパに依頼しようとする。
ケンちゃんは別方向から反対意見。
でも、食べるわけだし…。
勇気を振り絞って、ゆかりは生き蟹を掴み上げてまな板へ。
そして脚に包丁を…
と思いきや、隣のキッチンでのようです。
ご主人に鍋の味つけを確認し、殺した蟹は茹で鍋の中へ。
…ちゅか、ご主人が斉木しげるなので、一瞬浦沢脚本かと…違いますよ。
一方…
帰宅したバルイーグルは、いきなりケンちゃんの「お願い」に迎えられる。
「助けて、殺さないで、お願い!」
物騒なお願いに、パパはリビングに飛び込む。
ゆかりは雑誌ぱらぱら困り果てていた。
わけのわかんない話に、パパは主語の行方を問う。
ゆかりはシンクを指さし、ケンちゃんはシンクに立ち塞がる。
シンクを覗いたパパは喜ぶのだが、ケンちゃんは旗色を察する。
生き蟹に触れて確かに生きてるガニと、パパのボルテージは上がるばかり。
毎日勉強するしファミコンもいらないとケンちゃんは食い下がる。
最大級の交換条件を出されて、パパはため息をつく。
一方のお隣…
………………無言………………
蟹料理ってテンション上がるのに会話が消えるんだよな…。
一方…
結局、夕食は焼き鮭と卵焼きにグレードダウンした。
蟹より抵抗感低い奴ばっかり。
ご満悦のケンちゃんをよそに、パパとママはどうしたものか思案する。
そんな空気は完全スルーして、ケンちゃんは蟹を海に帰すと誓う。
蟹が鋏をもたげて答えたので、ケンちゃんはご満悦。
ということで、蟹は風呂に持ち込んだ洗い笊の中。
やがて、ケンちゃんもおやすみの時間。
蟹がケンちゃんに「ありがとう」と言っている、とゆかりは寝かしつける。

ところが…
寝静まったマイホームのドアノブが壊された。
物取りはマグランプで獲物を探す。
キッチンを照らしたランプは、三角コーナーに詰まった蟹殻を照らし出す。
ということで、ここはお隣さんだった。
物取りはさらにリビングへ進む。
そんなこととはつゆ知らず、パパとママは夜更かし中。
晩酌の水割りを待ちながら、パパは自然の摂理を呟く。
命は別の命を食って命をつなぐもの。
ケンちゃんにもいずれは教えるべきことだろうと、パパは煙草をつける。
「いずれ」がいつになることやら、ゆかりは皮肉を込める。
命張って生きてきた相手をとことん食ってやらなければ、相手に申し訳が立たない。
もっともらしいようで、単に意地汚い言いぐさをゆかりは笑う。
見透かされて苦笑しつつも、パパとママの優雅な時間は…続かなかった。
物色中の物音に、隣の夫婦は気づいてしまった。
物取りに「誰だ!」から入ったご主人だったが…
物取りはおもむろに振り向くと、ご主人にいきなり飛びかかる。
ちょっともみ合い、ご主人は物取りを投げ飛ばす。
ご主人はポリバケツで物取りを殴り、頭にかぶせてシンクに押し切る。
周りが見えない中、物取りは得物を手探りで探す。
物取りの手が三角コーナーに突っ込んだ。
物取りは鋏の殻を手に入れた。
両手に鋏の殻を手にした途端、物取りは威嚇する。
強力鈍器のポットを抱えているにも関わらず、ご主人は気圧されて後ずさる。
夫婦そろって大絶叫…
悲鳴はパパとママにも聞こえたが、犬だろうかとふと思う。
だがしかし、奥様の大絶叫が続いたのだから本物だ。
パパは見てくることにして、煙草を灰皿に押し付けて飛び出した。
ゆかりはパパが心配でついていく。
だがしかし
煙草は灰皿から転げ落ちて新聞の上へ…。
パパママはゴルフクラブを手にお隣に向かったのだが…
ご主人は心臓をざっくり刺されてばったり倒れた。
物取りは奥様に歩み寄る。
奥様は階段を駆け下りたが、降りきったところで背中を刺された。

その頃、煙草が落ちた新聞は焦げ始めていた。
風呂場の生き蟹はボヤを察した。
ケンちゃんはぐっすり寝入っている。
起きる気配なし。
生き蟹はもぞもぞ体をもたげる。
洗い笊をよじ登って火事場へ…。
そうとは知らないパパとママは、惨状に到達していた。
裏口が開いていたので、逃走したと判断したパパは電話を探す。
ゆかりは現場に踏みとどまってしまった。
物取りは取り残されたゆかりの前に飛び出した。
ゆかりはクラブを振って物取りを振り払う。
そうこうしているうちに、とうとう新聞は発火した。
テーブルが燃え上がるところで生き蟹はリビングに到達した。
生き蟹は体をもたげ、火元に泡を噴射した。
もこもこもこもこ…
さあて無事に消化できますかどうか…
一方のお隣…
物取りは泡を吹いて伸びていた。
パパが駆け戻って一撃を…
と思いきや…「お前、やりすぎたんじゃないか?」「生きてるわよ…」
バルイーグルじゃなくて鹿島さんでした今回の五代さん…。

警察の検分が始まり、パパとママは憔悴して家に戻る。
玄関の段階で、焦げ臭さを察した。
慌てて子供部屋に向かうと、ケンちゃんは相変わらず寝息を立てていた。
ホッとしてリビングに戻りかけたが、パパとママは立ち尽くす。
半開きの扉から泡が溢れていた。
恐る恐る開きますと…
リビングはスモーク…じゃなくて泡に満たされた光の世界だった。
夫婦は唖然としつつも感動する。
翌日…
パパはケンちゃんを連れて海に向かう。
結局、あの泡は何だったのか…。
ゆかりは建築屋が説明しなかった消火装置の泡かと勘違い。
ゆかりは禁煙を迫るいい機会と皮肉り、パパは素直に煙草を差し出す。
海に急かすケンちゃんに「急がなくたって、海は逃げないぞ」
ゆかりは生き蟹に挨拶を言づけて父子を送り出す。
さあ行くガニ。
最後のひと時を楽しむケンちゃんに、パパは恩返しをほのめかす。
ケンちゃんは、昨夜の夢で恩返しを見ていた。
あわあわで遊ぶ夢だったが、内容を問うパパには内緒にした。
一家の誰もが、すでに恩返しがあったことに気付かないまま、生き蟹は海に向かう。

空間の詳細
冒頭の帰宅シーンで空間発動。ワンちゃんの前でしゃがみこんだ飼い主の女の子。横向きなので恥ずかしい三角形は隠れているが、ミニスカートの裾から左のサイドが最初から最後まではみ出して見えている。

イメージ 2
あるじのその他の分布地
これまた、エキストラじゃな。。。

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