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Channel: パンチラ空間に引きずり込め~特撮子役の白いものハケーン~
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月光仮面#3-01「生きている怪獣」(1958年)

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空間のあるじ
木の実(演・山田のり子)
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おおざっぱでもないあらすじ(船床定男監督/川内康範脚本)
いきなり台風の夜から始まり始まり。
四国に上陸した台風25号が列島縦断、関東を直撃する。
政府は防衛庁主導で関東に特別警戒令を発令する。
台風情報が連発する中、アナウンサーも目を剥く情報が流れ込む。
海保から特別通達。
東京港に投錨したあらすか丸が遭難寸前にあるという。
南極帰りのあらすか丸は、南極でマンモスコングを捕獲して収容していた。
体長15mの変成ゴリラとして広報済みのマンモスコングゆえ、アナウンサーは驚いた。
マンモスコングは水陸両用ともいわれる。
あらすか丸が難破した場合、マンモスコングが東京に上陸して暴れる恐れがある。
政府は射殺を念頭に置きながら、動物研究者と検討中であるという。
1000馬力の怪力にコンクリを貫く牙…という報道は、明らかに射殺前提の原稿じゃないか…。
テレビ史上初の巨大怪獣は、そうとも知らず船倉の檻の中で揺さぶられていた。

そんなラジオを聴いていた祝探偵事務所の皆さん…
改めてマンモスコングの捕獲経過に聞き入っていた。
大友の予想通り、政府は射殺を決定した旨発表された。
祝は憮然としつつ呟く。
たちまち繁と木の実はマンモスコングを哀れみ、政府を責め始める。
五郎八は万一の被害を説いて納得を求める。
祝から見れば、万一のことは一般論として2人にも理解はできていることだ。
感情として残酷なことに納得できないことが祝にはよくわかる。
南極から勝手に連れ去ってきたのは人類の方ですからね。
連れて来た事情を五郎八はしどろもどろで説明する。
研究のためなら珍獣を好きなだけ捕獲していいわけだ?…と反論されて、五郎八は数の多寡で誤魔化す。
なら少しならいいのかと木の実から詰め寄られて、五郎八は認めるのだが…
五郎八がマンモスコングの身だったら納得できるのかと繁に問われて万事休す。
人と怪獣を同一視しては困るのだが、祝は人ほど恐ろしいかも知れぬと助け船から叩き落とす。
それでも、マンモスコングはガヴァドンやシーボーズとはわけが違…まだ存在しないな。
祝はゴモラやヒドラになりかねないマンモスコングの危険性は承知している。
しかし、いきなり射殺せずとも、再び眠らせて台風をやり過ごす手もあると考える。
ゆっくり時間をかけて納得した五郎八に2人は吹き出す。
マンモスコングは水陸両用、あらすか丸が沈もうと浮かんでいようと、眠っていられる。
繁と木の実は祝に助命を願う。
一介の探偵にできることといえば…
松田警部経由で執行役の海自を動かすことだ。
祝は早速警部に電話する。
しかし、一歩遅かった。
警部に届いた情報では、あらすか丸は射殺を待たず沈没したという。
残念…祝は受話器を置く。
泣き出した木の実を前に一同は困り果てる。
あらすか丸もろとも沈没では手の施しようもない。
木の実はマンモスコングを哀れみつつ、さりげなく「五郎八さんが死ねばよかったのよ」
いや五郎八さん乗り突っ込みしてる場合じゃないでしょ。
五郎八をからかいつつも、祝は五郎八に目配せする。
しょうがない、五郎八は猿の真似で泣いた烏を笑わせる。
おどけて見せても痛く傷ついた五郎八は、事件に期待して空元気を出す。
どんぴしゃりで電話が掛かってきた。

警部からの折り返し。
30分ほど前に15名の集団脱獄が発生したという。
凶悪犯ばかり12名が捕まっていない。
祝も現場に向かうことにした。
電話を切る前に警部へ緊急報告が届く。
空港税関が押収していた機関銃2挺弾薬200発・拳銃15挺弾薬370発が外人2名に強奪された。
もし不正なことに使われれば…と祝は危惧するが、公正ならその筋の者が使います。
祝は最大570名の人命を心配する。
この台風直撃中に強行する事情を祝は考える。
でも、台詞とフィルムの口が合ってませんね、元の台詞は何でしょう?
押収したのは今朝のこと、台風の隙を突いて奪還しに来たと警部は考える。
警部の迎えが来るまで一服しながら、祝は脱獄と強奪のつながりを予感する。
脱獄者15名と外人2名全員ぶんの火器じゃないですか…。
ラジオをつけてみると、脱走者4名が新たに確保され、さらに4名ぶんの死体が発見されたという。
残り4人…あれ?ラジオによると3人だそうで、都内潜伏の恐れが出てきた。
ラジオはマンモスコングの死体発見を報じた。
石川島に打ち上げられていたという。
放送局宛に全国から射殺反対の抗議が殺到した旨報告があり、これでマンモスコングの危険は去った。
…はずであった。
安全宣言以上に、局が抗議の意を汲んで聴取者の感銘を報道したことに祝は安堵する。
警部の車が到着し、祝は迎えに出る。
羽田の件が報道されない事情を確認する。
当然ながら報道管制中。
脱走の件は、外部からの手引きが想定された。
警部も羽田の火器が脱走者の手に渡る可能性を感じていた。
意見が一致したところで、祝はさらに黒幕がいるような気がした。
何者か分からないが、気違いに刃物を持たせる何者かがいるようだ。
祝はもっと大きな事件になるような気がした。
しかし、570発の弾丸だけで済まなくなるとは思いもよらなかった。

台風一過の朝、五郎八がやって来たものの、祝の姿はなかった。
机に残された朝刊に五郎八はぎょっとする。
「怪獣マンモス・コングの死体何者かに盗まる!」
朝刊の読み方がめっさタケダアワーです…アクロマイシンVねぇ…。
五郎八はひとり目的を想像する。
食うでもなし、毛皮でもなし…先生じゃなきゃわから…いないし…。
「ちょうど その頃」…のテロップが…
東京某所の廃墟に死体があるとテロップが教える。
廃墟に寝かされた死体の脇で、何者かがうごめいていた。
白衣のドクターに、Xマークの服を着込んだ男たち。
ドクターは殺し屋ジョーに耳打ちする。
ジョーはマンモスコングの蘇生が可能かドクターに問う。
ドクターは造作もないように答える。
2万ボルトの電圧でも掛けてやれ。
懸念材料は原子構造体だけとドクターは豪語する。
ジョーは羽田でゲットした銃器で原子構造体の実験をすることにした。
通電蘇生開始。
ものの1分で、ぐるぐる巻きに拘束されていたマンモスコングが身を揺すりだす。
呼吸再開、鎖を引きちぎろうと揺さぶり、上半身の自由を取り戻して跳ね起きる。
後ずさりしながら、ジョーと片割れはマンモスコングを銃撃する。
意に介さず、マンモスコングはジョーを睨み返す。
不死身となって甦ったマンモスコングの蘇生成功、ジョーは満足しつつ頷く。
計画実行に向けて脱獄者の召集を命じる。
三々五々配置に付くうちに、マンモスコングはすべての拘束を自力ではずして立ち上がる。
ここでジョーは檻の格子を落とした。
囚われたマンモスコングは当惑し、格子に迫るジョー達を威嚇する。
揺すっても揺すってもしなるだけ。
ジョー率いる国際暗殺団、いったい何をもくろんでいるのであろうか。
1クールにわたる戦いが始まる。
…あ…「?」のおじちゃんの出番なかったな…。

空間の詳細
総裁閣下からの頂き物。ラジオニュース聴取シーンで空間発動。つんつるてんの裾から白いもこもこが溢れ出して丸見えになっている。


あるじのその他の分布地
さすがに古すぎて、他の出演情報を見つけられなかった。

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