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Channel: パンチラ空間に引きずり込め~特撮子役の白いものハケーン~
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学校の怪談4(1999年)

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空間のあるじ1
安西弥恵(演・豊田眞唯)
イメージ 1
空間のあるじ2
ユキちゃん(演・森安加代子)・サカエ(演・春名美咲)
イメージ 2
おおざっぱでもないあらすじ(平山秀幸監督/奥寺佐渡子脚本)
それは戦前の夏休み、戸野崎で起きたこと。
学校で5人の子供がかくれんぼを始めた。
コウちゃんが鬼になって、4人は隠れる。
進は水屋の上、哲ちゃんは骨格標本の裏、ユキちゃんとサカエは職員室の本棚の中へ…。
難度の高さにコウちゃんが探しあぐねているうちに…
津波を告げる半鐘が鳴り出した。
コウちゃんはみんなを呼ぶが、かくれんぼは続行してしまう。
コウちゃんは学校を飛び出した。
4人が異変を察した時はすでに遅し…津波は学校を飲み込んだ。
戦後の今になっても、かくれんぼは終わらない…。

戸野崎に向かう安西兄妹のお盆は、台風接近の豪雨と重なった。
弥恵は嵐に大はしゃぎだが、恒は車酔いでダウンしていた…さっそく駄目アニキとおませ妹。
防潮堤に圧倒されながら戸野崎へ到着、叔母一家の旅館はまゆり荘に落ち着く。
台風慣れしているあゆむも、この台風は一味違うと感じる。
そんな中に停電…恒はびびりまくる。
あゆむは海の亡霊が暴れていると畳み掛ける。
迷信と強がる恒と興味津々の弥恵に、あゆむは津波の話を…恒は弥恵をダシに枕の段階で中断させる。
嵐に旅館がきしむ音を聞きながら、戸野崎の嵐の夜を見渡すと…お地蔵さんが4体…。
さて台風一過、3人は海に向かう。
漂着物清掃で小学生が大わらわなのはスルーして、弥恵は堤防から海を見つめる松之助師匠に気が付いた。
別に目的がありそうにも見えないし、はてさて…。
一方、清掃班は三馬鹿遊び組が発生して児童会長たちとひと悶着中、ようやく3人は合流した。
そんな中、漂着物の中から、周治会長は古いランドセルを発見する。
開けるか見送るか…周治が蹴ってみたら、みっちり蟹が詰まっていた。
しんがりの大蟹をよく見ると、甲羅には怒り面が…。
周治はランドセルを放り捨てたが、果たしてどうなりますか…。
戸野崎尋常小の表札が打ち上がっていることに、誰も気づいていなかった。
ということで、あゆむは現戸野崎小に兄妹を招いて津波の話を蒸し返す。
お盆に海で写真を撮ると、白い子供の手が写るそうな。
ドン引きしながら恒が歴代生徒の写真に見入っていると、例の4人の写真に釘付けになった。
不意に恒は女の子に「コウちゃん」と呼ばれた。
見回して写真に目を戻すと、直立不動だったはずのユキちゃん像が恒を指差していた。
呆然…だがあゆむに呼ばれ、弥恵の膝かっくんでそれきりになった。

さて、帰宅した周治は、玄関でランドセルに再会して絶句する。
金属バットにぶら下げて、再び海に流しに行く。
一方、三馬鹿は四地蔵さんを的にして石投げをやらかしていた。
三馬鹿は出くわした周治をからかい、石投げ続行…お鼻を砕きやがりました。
やばいと感じたのは護ただ1人…。
一方の周治は、ランドセルをバットで突っついて沈めようとしたのだが…。
バットを海の中から引っ張られた。
手を離したものの、海中から笑いかける男の子に魅入られて、周治も水の中。
そうとは知らないはまゆり荘では、花火と西瓜を堪能中。
そこに須美子が電話して、周治の行方不明を告げる。
須美子はあゆむたちを誘って捜索に乗り出した。
兄妹も同行したが、弥恵は堤防上で取り残される。
帰ろうとした弥恵は、ここで謎の松之助師匠と鉢合わせた。
川のそばの文房具屋だという…。
それはともかく、こっから三馬鹿が消えていきます。
護がチャリで橋を渡ろうとしたら、鼻を砕かれたお地蔵さんが泣きながら待っていた。
避けて欄干にぶつかったところで、お地蔵さんに代わって「もういいよ」
川から男の子がぽかーっと競り上がってきた…。
倫平と恭一が夜道をてくてく歩いていると、ずぶ濡れの護と鉢合わせした。
幽霊話を信じない2人が立ち去ろうとしたら…廃線の踏切が鳴り出して、電車が走り去った。
護が電車に連れ去られたさまを2人は呆然と見送る。
そうと知らないはまゆり荘。
恒は夜のトイレに起き出したが、館内にかくれんぼの気配を感じる。
大浴場に踏み込むと、鏡にユキちゃんが…気づかない。
無人の大浴場で、恒は再び「コウちゃん」と呼ばれる。
同じコウちゃんでも人違いです…。
問答無用で、恒は尋常小に連れ込まれた。
恒は職員室に踏み込む。
コウちゃんを誘っていたユキちゃんは、書棚を少し開けて待っている。
ユキちゃんがみしみし開いてくるのに耐えかねて、恒は大浴場を飛び出した。
恒は無言で布団に飛び込んだ。

翌日のプール開放。
倫平と恭一は幽霊電車の話をしたが、あゆむと須美子をはじめ全員があざ笑う。
立ち聞きした恒だけが、出会った状況を聞き出そうとする。
そんな中、泳いでいた白石さんが足を引っ張られた。
先生が飛び込んで何事もなかったが、あゆむは事故発生ポイント付近に浮かんできた靴を目撃する。
プール帰り、弥恵は恒に幽霊話の確認を取るが、恒ははぐらかす。
先に帰る恒とあゆむに置き去りにされ、弥恵は海を眺めると、やっぱり松之助師匠が佇んでいた。
事情を聞こうと弥恵は声をかけるが、師匠は「やかましい…」の一言ではぐらかす。
弥恵が退散すると、肩を叩いて、振り返ったほっぺに指ぷすっ!
食い下がっているうちに、文房具屋さんは少しずつ種を明かしだす。
「友達を待ってる」のだという。
小学校からの遊び仲間…ということだけ分かった。
さて、突然ながら周治が帰ってきた。
須美子たち4人が訪ねて事情を聞くと、周治は尋常小でかくれんぼしていたことを明らかにする。
鬼が嫌で逃げ出してきたら帰ってきてたそうで…。
という話を信じないママがジュースを1人分余分に持ってきた。
ママは人形を抱いた小さい子をしっかり目視していた…らしい。
ママが退散したあと、あゆむは別の気配を感じた。
須美子の肩にサカエの人形が乗っていて、倫平と恭一は絶句する。
気づくと、余ったジュースは空っぽになっていた。
今度は須美子が魅入られたようで…。
…その夜
弥恵は、恒が4人組について行く夢を見る。
止めても、恒は振り返ったまま足取りを止めない。
あゆむに揺り起こされて、弥恵の悪夢は中断した。
だが、襖を開くと、恒の寝床はもぬけの殻だった。
弥恵は叔母と夜の街を探すと、波止に佇んでいた。
翌日、弥恵は恒に付きまとう。
恒は夢の子供たちを探るために学校へ行く。
まさに写真の子供たちだった。
コウちゃん違いで恒は職員室に引き込まれる。
書棚だけが尋常小のまんま…中からユキちゃんとサカエが扉を開く。
弥恵は咄嗟に恒を引っ張り出す。
学校から遠ざけようとする弥恵に反し、恒は「見つけてやる」と誓ったまま気を失う。
医者は熱中症と見立てて騒ぎは終わった。

弥恵が浜で貝拾いしていると、文房具屋さんが現れた。
桜貝をくれたついでに、弥恵は幽霊の話を振る。
書棚の幽霊をきっかけに、文房具屋さんは津波の思い出を語りだす。
文房具屋さんが案の定「幸ちゃん」本人だった。
弥恵は恒を引き込もうとする幽霊こそ、幸ちゃんが会いたがっている友達と察する。
幸ちゃんは無言で立ち去った。
その夜の灯篭流し…
出発前のあゆむに須美子から電話が掛かる。
須美子はプールで足を引かれた子が高熱に襲われたと聞いた。
須美子は呪いを恐れる。
あゆむははぐらかすが、電話に雑音と笑い声が紛れ込む。
怯える須美子の部屋にサカエの人形が現れて振り返る。
須美子は酒蔵の奥に逃げ込むのだが…
酒樽から水が溢れ、手がおいでおいでする。
二階の倉庫に隠れて足音をまいたのだが…サカエは階段の降り口で「スミちゃん見っけ」。
一方、兄妹は流し場で灯篭の意味を叔母から聞く。
死者の霊は怖いものではないと叔母は言い、恒も同意するが、弥恵にはぴんとこない。
縁日に興じていると、恒の前にお面を被った4柱が現れる。
誘われた恒を弥恵は浜まで追うが、恒は弥恵を突き放す。
灯台に登る恒を弥恵は追うが、恒の姿はどこにもなかった。
ただ、灯火ごしに海底の尋常小が見え、ユキちゃんの気配だけは感じ取れた。
帰宅した弥恵は、文房具屋さんの話を留守番中のあゆむに振る。
ところが、文房具屋さんは去年死んだとあゆむは言う。
じゃあ、浜で話した文房具屋さんは?
……
あゆむが居眠りする頃、弥恵は恒の呟きを耳にする。
…見つからないよ…
帰りを促す弥恵に対し、4柱は窓ガラスを叩き、「ヤエヒトリデカエレ」と障子を濡らして抗議する。
弥恵はひとりで出かけた。

文房具屋に立ち寄った。
帰りを促す文房具屋さんに事情を訴える。
お友達に恒や須美子たちを返すように伝えて欲しい。
…と言われましても、文房具屋さんにはどうしようもない。
弥恵をあしらっているうちに、文房具屋さんの魂がほどけて昇天を始める。
押さえても踏みつけてもほどけていく。
観念した文房具屋さんに対して、弥恵はハンカチでほどける指先を結ぶ。
恒にはこのかくれんぼに終止符は打てない、できるのは本物の幸ちゃんだけだ。
文房具屋さんはしぶしぶ弥恵を連れて出発した。
おめおめ生き残った負い目を持つ文房具屋さんは渋るが、弥恵は無理くり押しとどめる。
磯を進んで、浮上した尋常小に到達した。
にちゃにちゃに腐食した校舎の中へ…
浮遊する亡霊にびびる弥恵を宥めながら、文房具屋さんは4柱を呼ぶ。
呼んで返事が来るわけでなし、また逃げを打つ文房具屋さんを弥恵は炊きつける。
字は違ってもやっぱりコウちゃん、ヘタレを見捨てて弥恵は一人で探すことにする。
見つけたらご馳走をほのめかす文房具屋さんに、弥恵はアイスで手打ちする、どうせ幽霊だし。
…………
弥恵は2階の理科室へ。
泳ぐ魚の骨に怯んでいる頃、文房具屋さんは歩くサカエの人形に出くわした。
そうと知らない弥恵は、勝手に開く骨格標本の扉を押さえる。
ああああ正解なのにスルーした…と判断した1柱は弥恵の背中に降りてくる。
弥恵は振り払って教室へ。
下ばかり見ている弥恵にたまりかねて、亡霊が水屋の上でふよふよ踊って誘う。
よじ登って、進の着衣を発見した。
一方、人形に誘われて理科室に登った文房具屋さんも、亡霊に誘われて哲ちゃんの着衣を発見する。
残るは2柱、弥恵は職員室と確信する。
意を決して文房具屋さんが書棚を開くと、ユキちゃんとサカエが眠っていた。
これにてかくれんぼ完結、霊体が復元した進と哲ちゃんも幸ちゃんを取り囲む。
4柱は怒っていない、やっと見つけたどんくさい幸ちゃんを笑う。
恒たちを返すよう弥恵が願い出ると、幸ちゃんはハンカチをほどいて弥恵に指切りする。
やがて幸ちゃんの霊体がほどけ出し、4柱と一緒に昇天していった。
尋常小は再び水没していく。
窓の外を見れば、譲に須美子に恒が浮上していく。
弥恵も窓を開けて海に飛び込んだ。

目覚めると、磯で叔母に抱かれていた。
まだ恒は発見されていないとあゆむが告げる。
ならば…弥恵は灯台に駆け込む。
あたり、恒は灯台で眠っていた。
ということで、戸野崎に日常が帰ってきた。
弥恵たちがアイスを買いますと…弥恵も恒もあゆむも当たり棒を引いていた。
文房具屋さんからのご馳走だと弥恵は確信し、海に当たり棒を返す。
ぷかぷか浮かんでいた当たり棒は、不意に海底に引き込まれ…
…尋常小の廊下に落ちていた。
幸ちゃんがポケットに隠し、進と哲ちゃんが目ざとく発見した。
ユキちゃんとサカエも混じって校庭に飛び出した
…という話は弥恵は知らない。

空間の詳細
メインの弥恵ちゃんは、学校脱出後の磯で空間発動。兄ちゃんを探しに灯台へ走るカットにて、恥ずかしい布を丸出しにして走り出す。走りながらも、スカートが翻って白いものが現れる。
一方の幽霊の方は、ユキちゃんは隠れた直後に空間発動。扉を閉めて暗転する中で、脛の隙間から白い三角形の一部が見える。サカエは異変に気づいて棚から出てくる瞬間、足を広げて白い三角形が現れる。
でも…
あゆむ皆川優紀と須美子竹島由夏が発動しなかったのが残念至極。


あるじのその他の分布地
豊田眞唯は大阪出身なので、「浪花少年探偵団」など2000年代前半に大阪発の番組にちょい役で出ていたみたいだ。
大幽霊森安加代子は、「エクシードラフト」大天使ミカエルの成れの果て…。浅野温子版「サザエさん」のワカメちゃん役でもあった。
小幽霊春名美咲は2000年代中盤まで活動していたようだ。

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